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2010年12月11日 (土)

小名浜陣屋跡、湯長谷藩館跡散策

また歴史ものかい?と言われそうだが、好きなものは仕方ない。

今日はいわき市にある幕領小名浜陣屋跡、湯長谷藩館跡を歴史散歩してきた。

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「小名浜においしい蕎麦でも食べに行きませんか?」と前夜メールあり。

午前11時にM氏来訪。

「蕎麦っ喰いの後、小名浜陣屋跡でも見てこない?」と私が逆提案。

そんな成り行きで今日の歴史散歩が始まった。

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プリプリのおっきいエビがのっかってすごく美味しい。

ここの蕎麦屋さんはM氏30年来のお店とのこと。

さて食事の後は歴史散歩といきましょう。

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写真中央部の竹林が陣屋跡。遠くに小名浜港が見える。

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丘の上の方に向かって細い道を登って行くと古い民家があり、住居表示を見ると

「磐城市」の文字があった。

現在、磐城市はない。今は‘いわき市’だ。

昭和41年の市町村合併前の市名だね。

何も昔の痕跡はない感じ。

付近の民家の庭先に「小名浜陣屋跡」という比較的新しい石碑が残るばかりである。

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小名浜陣屋は浜通り南部の江戸幕府直轄領五万石、幕末には十五万石を管理する

出先機関だった。

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幕末の頃、ここ小名浜でも戊辰戦争があった。

慶応四年六月、落城した泉城奪還を目指す仙台藩兵と小名浜駐在の平藩兵が

藤原川の渡河をはかり二ツ橋付近で待ち構えていた西軍と激突し、いわき地方

最大規模の野戦を展開した。

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優位な対岸の高地から砲火を浴びた主力の仙台藩兵は兵力の三分の二を失い

小名浜陣屋に撤退したが、陣屋は炎に包まれ消失しその役割を終えた。

「仙台藩戦死者の碑」 「忠臣戦死墓」が二ツ橋東岸に残っている。

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次に向かうは‘湯長谷藩館跡’。

湯長谷藩は一万五千石の小藩ながら江戸時代初期から明治維新まで二百年間、

今でいう常磐地区を治めてきた。

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映画‘フラガール’やスパリゾートハワイアンズでおなじみかも。

磐城平藩七万石、内藤政長が三男坊の政亮に新田領地を分与し一万石で

誕生したのが湯長谷藩である。

その後、飛び地領五千石を拝領し一万五千石となり1676年ここに居館を築いた。

それが今日訪ねた「湯長谷藩館跡」。

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小高い丘を登って行くと左側に広い敷地を持つ民家があった。

遠藤さんのお宅だ。

離れの隠居部屋にお住いの遠藤さんは湯長谷藩ゆかりの方でこの地の歴史に詳しく

古地図の写しを手に、伝え聞いたり調べた当時の事を色々と話をしてくれた。

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建物(左端)は維新後に江戸屋敷を引き払って戻ってきた江戸詰めの藩士の長屋である。

身分が高い藩士でも、戻ってきたらここしか住むところがなかったところが悲しい。

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明治時代の地図(写し)。

大平は地元の太平桜酒造の主の名前とのこと。

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藩主が使ったという庭に下りる時の石。

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館跡から払下げられたという古い蔵を現代風に改築したものとか。

「今も昔も努力が一番大事だよ」と遠藤さん。

古い地図にのっている旧家のその後を詳しくご記憶されているらしく

各家の栄枯盛衰を話してくれた。

「この家の誰それは陸軍士官学校に行き大将になり・・・・・」

「ここは県会議員の誰さんの祖先だ」とか。

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‘武士の家計簿’という映画が上映中だが遠藤さんの話を聞いていると今でも

当時の息吹きが伝わってくるよう。

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「すぐそこに堀の跡が残ってるからぜひ見に行きなさい。」

「この道は昔クランクになっていて軍事上見通しが悪かったがその後、まっすぐに

作り直された」と遠藤さん。

まことに失礼ながら、高齢の遠藤さんが亡くなった後に語り継ぐ人はいるのだろうか。

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突然の訪問を詫び、丁寧にお礼を述べ堀跡の探索に行く。

同行のM氏と話しながらゆっくりと坂道を登って行くと・・・・・。

「あったー  これだよこれ」とM氏。

思わず駆け寄りカメラを構える私。

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ただの水たまりにしか見えない保存状態だが堀跡だ。

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ドブのようだが直角に曲がっている堀跡。

伸び放題の雑木を伐採すれば訪れる人も増えるだろうにな。

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歴史散歩の後、帰宅。お土産を買ってきてくれたM氏と家内と私でお茶の時間。

自転車のこと、共通の知人のこと、話ははずみ楽しい時間となった。

なんと今日のサプライズ。

彼に借りているオペラパラディオを今度譲ってくれるということになった。

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明日の日曜日も天気はまずまずの晴れ予報だ。

風がないといいなあ。

さてどこに行こうか。

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コメント

地図、古老のお話、城跡…たまりません!
その場に立つと歴史がよけい身近に感じられます。
オペラパラディオ、うらやましス。

オペラパラディオがついにピナ男さんのものになるんですね。良かったですね( ^_^)/□☆□\(^_^ )
そばも美味しそうですね。(^_^)

ききょうやさん
暖かくなったら一緒にどこぞの歴史探索行きましょう。
福島MTB軍団との冒険ランも忙しいとは思いますが。

歴史の宝庫、会津がうらやましいです。

中原さん
蕎麦美味しかったですよ。
この店知ってましたか?
量も多かったように思います。

パラディオはどんな色に染めていこうか。
少し楽しみになってきました。

こんにちは。
小名浜陣屋跡は、人家の庭先を通るので中々勇気が入りますね。陣屋模型を含めたジオラマが「まちづくりステーション小名浜」にありますので機会があったらご覧になると当時の状況が分かりやすいかと思います。

湯長谷藩は調べれば、結構面白い所なんですよ。
池波正太郎の「真田騒動」、「獅子」等にもちらりと真田家との関りが出てきます。
詳しく説明すると長くなりますが、本家と併せ、武田家(松姫、勝頼)・真田家(幸道)・保科家(正之)との関りや、八橋検校の技が長野に渡った経緯等を色々調べますと一つの壮大(少し大袈裟かも知れませんが)な物語を書けそうなくらい面白い話が出てきます。
もちろん幕末の話も興味深いものがありますし、まだ分からない所がありますが、江戸前期の話が幕末にも繋がっており、これも中々因縁深い話だったりします。

スポッツ

スポッツさん
訪れていただきありがとうございます。
歴史を調べるって楽しいですね。
謎解きのパズルが解けるような気がします。
ところで本日、例の渡辺町の新田坂を探索しましたが見つかりませんでした。
帰宅しスポッツさんの記事を読み返したら「ああ、ここか」と
納得しました。
再度リベンジしますね。
そのうち歴史探索にご一緒できれば幸いです。

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